すべての大人へのメッセージ

子どもの育ちを支えること

夢中になってあそぶ時の子ども、学習に集中して取り組む時の子どもの瞳は生き生きと輝いています。明るい豊かな表情をしています。

そんな時の子どもは、自ら考え、判断し、主体的に動いています。
時には、反抗したり、横道にそれたり、つまずいたりしますが、どの子も無限の可能性を秘めています。

子どもが生きる素晴らしい未来を創るためにも、全ての子どもの
学びを保障するためにも、自ら学ぶ子どもを育てていこうではありませんか。

「子どもにしてあげなくちゃ」や「危ないからそんなことはしてはいけません」ということは家庭の中でよく見る光景です。子どものためにと、子どもが進むべき道を用意して、安全に管理しようとする。当たり前のことだけれど、子どもは保護者の所有物ではありません。

誰のために行うのか、その行為は今の子どもにとってはどうなのかが大事になります。子どもを信じて待つことや子どもへの支援には、保護者の方の心の余裕が大切です。

家庭の中だけでため込まず、たくさんの人の中で子どもを育てて欲しいと思っています。

少子化、高齢化で地域も大きく変化しています。その中で「禁止することが多い」「子どもへの関わりが減った」と思うことがあります。

子どもを守るために安全空間を作り、昔はよかった・・・今はダメだと回顧することも多い気がします。昔に戻してほしいとは思いませんが、昔に学ぶことはたくさんあるのではないでしょうか。

地域は子どもが中心にいて活性化する、子どものあそび・学びの場所でもあります。子どもの居場所を住民全てで創ること、本当の子どもにとっての最善の利益を考えましょう。